ドイツに呼ばれて

主人の駐在に伴いフランクフルトにやってまいりました。

モヤモヤ

昨晩はサバを焼きました。

事前に窓を全部閉めて。

なのに

 

「祭じゃーーー!!」

 

のごとく

 

ハエが。

 

くるわくるわ。

 

全部閉めたと思っていたのに奥の寝室の窓が開いてたようで

 

もうサバどころじゃないわ

 

 

私と主人でそれぞれ得意な武器を手に大立ち回りよ。

 

あさこです。

 

 

ここのところ息子となんだかんだとやり合って

言葉にできない心持ち。

 

言ったってしょうがないし

息子の人生に口出しすることじゃないし

放っておけばいいと頭じゃわかっているのに

つい言ってしまう

 

 

やり合ってとか言っているけれど

まぁ

喧嘩一人芝居

デスヨ。

 

いつまでも5歳児ではないから

嘘もつくし

もちろん親の言うことに

「はーい」

と返事をするわけでもないし

なんでもかんでも親の言うことばかりを聞いていたのでも困る

 

反抗的でもいいの

ただ

自分の言ったことには責任持って!

自分で決めたことはちゃんとやろうよ!

 

と言っちゃう

 

後で冷静になると自分に言っているようにも思えて

モヤモヤ…

 

海外で暮らしていると中学生高校生になってもカゴの中の鳥状態

 

逃げ場がない

 

どれだけの閉塞感なんだろう

 

自由も情報もない

 

いくらネットが普及していても実体験に勝る情報はない

 

でも

 

ないものを数えていてもしょうがないから

 

今、目の前にある事が神様からのプレゼントなのだから

 

それをやっていこうよ

 

と家族にも自分にも言ってる。

 

目の前にあるものが嫌ならそれをやらないという選択肢さえも目の前にだされたプレゼントだと思う

 

今朝子供達を送り出して

 

うちのテラスで(ベランダともいう)

コーヒーを飲みながら

自分の気持ちをモヤモヤと見つめなおしていたら

 

またハエが寄ってきた

 

そいつは私に絡んでくるわけでもなく

またどこかへ飛んで行くわけでもなく

 

そっとコーヒーカップの近くのテーブルに止まった

 

やり場のない気持ちを抱えた私に

 

なんだか寄り添ってくれているように思えた

 

昨日あんなに仲間を死に追いやったのに…

 

 

 …私相当疲れてんな。

 

 

ま、私も息子もそういう時もあるよね!

 

それもまた人生!

 

考えてもしょうがないしなるようにしかならん!

 

 

近頃相手に思うことは自分に当てはまるのではないかと

 気づく事が多い。

 

人のふり見て我がふり直せではないけれど

 

「片付けなさい」→おまえもな(私)

「早めに連絡しなさい」 →おまえもな

「運動は続けなさい」 →おまえもな

「あの人変わってるわー」 →棚にあげてないかい?

「一人っ子の男の子親ってみんな同じ事言うね」→おまえもな

「駐在の奥さんみんな美人」→おまえ以外な

 

うちは一人っ子ではないけれど年が離れているから一人っ子が2人いる状態

 

だから男の子の一人っ子のお母さんと思考が似てる

 

例えば

 

学校でトラブルが起きても我が子は関係ない、もしくは被害者

やたら問題に巻き込まれる

先生は我が子には贔屓してくれない

家ではすっごくいい子

中学生になっても家でニコニコお話しする

かわいい嘘しかつかない

友達多い

 

等など私が自覚しているだけでこんくらいはある

何が怖いってまだ自覚していない思考の方が怖い

 

狭い世界で囲われて育つとその世界だけは守ろうと子供は必死だし

親の機嫌の取り方ももちろん心得ている。怒られる=住む世界を脅かされる、だからありえない嘘を必死につくし親もこれまたあり得ない嘘を信じるから嘘も上手くなる。

そんな家の中が息苦しいから親のいない世界でやりたい放題。

ちょっとくらいやらかしちゃっても親が守ってくれるしなんなら親みずから負の記憶を書き換えてくれる。

 

と子供が思っているという事を私は知っている。

だからうちで機嫌よく話をしているとやましい事があるんだなと思うし、なんかトラブってんなと思っても、ふーんそうなんだ、で済ます。

 

そもそも構いすぎなんだよ、自分。暇か。

転ばないように育てる事が子供のためじゃない。

それは親のためだ。誰だって我が子の泣き顔なんて見たくない。

で、そうやって育った子供の幸せはどこにある?

親元にいる間にたっくさん失敗して転んで怪我をするから人の痛みもわかるし同じ失敗を繰り返す事もない。中途半端に失敗させてもだめなんだ。失敗しきらないと。下手に親が手をだしちゃいかんのだよ。

 

母ができることは家でニコニコしていることだけなんだよ。

ちょいと子供の好きそうなおやつでも作ろうか。

今晩のおかずは何にしようかな。

ごはんが進むおかずはなんだろな。

明日はマッサージでも行こうか。

美容院の予約でもしようか。

まずは自分の機嫌を自分でとるのだ。

 

母はこれだけでいいのだ

今日も自分に言い聞かせる。