ドイツに呼ばれて

主人の駐在に伴いフランクフルトにやってまいりました。

筍ごはん

 

先日アケボノで大きな筍を発見。もちろんアク抜き処理されてパッケージされているやつ。

筍なんてもう何年も食べてないし子供達は春の風物詩だなんて知らない。日本には四季折々のお料理があるんだよーと教える事もなかったのでいそいそと筍ゲットして筍ご飯を作ってみた。

ドイツでも生の筍を売っているらしいけれどどんくさい私はアク抜きに成功した試しがないのでパッケージされているものはありがたい。

じゃん

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普通は混ぜる前に撮影するのかな。米粒散ってて綺麗じゃないな。

筍ってアーティチョークに似てると思った。アーティチョークご飯も美味しいかな。

餅米なかったから切り餅1個入れてもちもちに仕上げてみた。枝豆は剥いちゃったやつがアジアンショップで冷凍で売られているのでそれを投入。彩りも綺麗に。剥いちゃってる枝豆って煮物や炊き込みご飯にザラザラっと入れられるので便利。手が凝っているように見える。

フキご飯も香りが良くて日本にいる時はよく作ったけどこっちじゃ見ないなー。

濃いめに作ったお味噌と薄味に仕上げた筍ご飯がなんとも良い春を告げてくれました。

 

草生えるwww

暖かい日が続いて庭の芝生が地味に伸びてきた。

気がついたら草原になってたらどうしよう。

そろそろ草刈りしなあかん。

雑草の草抜きもしなきゃだけど雑草の正規メンバーが曖昧。

黄色いたんぽぽは雑草?娘が喜んで観察してるから抜くに抜けない。

白くて小さいたんぽぽはもう手に負えないくらい咲き乱れてるから雑草認定はしない事に。

お花に色が付いてたら雑草じゃない?お花が咲かないみどり一色の葉っぱは雑草?

てか食べられない草なら生えてきて欲しくないのが本音です。

ピリピリ草も紫蘇に似てるから改心したら引っこ抜かずにそっとしておいてあげるのに。

f:id:asako1121:20220418054319j:imageドイツ仕様のたんぽぽ

でかくて怖い

ルノワールに呼ばれて

シュテーデル美術館でルノワール展を6月19日まで開催中。

今はネットでチケットを申し込んでメールで送られてきたチケットを入り口でスマホから読みこんで入場。12歳未満は無料。13歳以上の学生は割引。この学生割引チケットだけ何故か窓口でネットチケット画面を提示して紙のチケットをもらわなければならない。

ルノワール展は近代画フロア(日本式の2階くらい)の奥で開催されているがそのコーナーに差し掛かる際にもう一度チケットの提示が求められるのでロッカーにチケットを入れてしまわないように。

ルノワールはロココの再来と言われているのだそうだ。知らなかった。パステルカラーだから?お花多いから?今回はルノワールの絵の近くに短きロココ時代の絵も展示されているので見比べる事ができる。散々な言われ方をされているロココの絵だが私は嫌いじゃない。ミュンヘンの美術館でたくさんの美しいロココを見た。ため息が出るほど色彩が綺麗で描写が細かい。細かくなくふわっとしたものもあるが私はその雰囲気が好きだと思った。誰もが幸せを感じる色合いだと思う。でもきっと当時は色合いは問題ではなかったのかも。哲学や宗教観が感じられないと受け入れられなかったのかもしれない。

ルノワールは子供の頃に母に連れられて観に行った事があるが女の子の絵が可愛くて嫌いじゃなかった。漫画を見ている感覚に近かったかも。

しかし大人になってパリでルノワールを見た時は衝撃だった。ルノワールだけじゃない、他の印象派の絵のインパクトがまさに印象的だった。色彩が豊かなのはさる事ながら原画の持つエネルギーが半端ない。ルーベンスやラファエロ、ダヴィンチも凄いのだがまた別のエネルギーを感じた。印象派舐めてた。

自分の中にある感情を抑えきれなく、ストレートに絵にぶつけている感じがした。中世のどこか抑圧されてルールの上で描かれたものや、人体の謎を追求しながら研究者のような視点で描かれた絵から自分の内面をダイレクトに表現したもののエネルギーの強さを感じた。

ちなみに私は絵に関して教養が全くないのでクラシック音楽と同様事前に予習もして行ったので絵のインパクトを感じるだけではなく違った意味でも楽しむ事ができた。子供達も予習しただけあって答え合わせをするように楽しんでいた。

シュテーデル美術館には、かのフェリメールもあるしレンブラントやボティッチェリ、モネ、ドガなど図工の教科書で見た絵や、ドイツを代表する画家の作品が数多く展示されている。上記に挙げた作品はよく出張に出かけているのでお目にかかれない日もあるが、年に何度か展示品を入れ替えたり展示の仕方を変えたりと何かしら工夫を凝らしている美術館なので暇な時に足を運んでも毎度新たな発見に出会える素敵な場所だと思う。絵には詳しくなくても歴史的背景や絵の裏側の図柄やX線で見た絵の秘密などワクワクを常に提供してくれる。

ルノワールのように有名なゲストもしょっちゅう来るのでなかなかやり手の美術館のようだ。近くに住める私は幸せだー。もっというと隣に住みたいぞ。

 

旅行のお土産

フランクフルト駐在で何がいいって心の豊かな日本人の方が多いという事。

駐在妻でよく聞くヒエラルキーみたいなものもないしマウントの取り合いもない。お互いが適度な距離を持ちつつ助け合いながら生活している所が素敵だなと思う。

精神的に自力している奥さまが多いのでご主人の肩書きに依存する必要もなく心にゆとりがあるから心が豊かなのかなーと思う。本当に気さくで優しい方ばかりだ。

旅行へ行くと言ったら必ずその人にお土産を渡さなきゃとか〇〇さん△△に行くって言ってたのにお土産がないわ!とか妙な因習に囚われている人はほとんどいない。お土産は行った先で素敵なモノに出会った時に購入して、あげたいと思った人に送る感じ。

とはいえ軽くクッキーや紅茶など少し購入しておいた方が何かの時の為に役立つのは確かだ。

有名店も利用するがスーパーで購入する事もある。種類もたくさんあるし思わぬ発見がある事も。ハンドクリームなんかもよくいただくかな。

日本に一時帰国する時の為に小型サイズのハンドクリーム、リップクリーム、マニキュアなどを買っておくとお友達のばら撒き用にもいいし、旦那さまの会社の方へのお土産にもなる。

うちの主人も一時帰国のたびに会社の人にお土産だとか言ってビールやら瓶詰めソーセージやらを買い込んでいたけれど会社の女性社員や奥さまがちょっとウキウキするものもたまにはいんじゃないかと思い小型コスメがあれば買うようにしている。

ちなみに私がいままでいただいて1番驚いたのはトルコのバラジャム。肉厚のバラの花びらがふんだんに入っていて少し歯応えがある。パンに付けても美味しいし紅茶に入れても幸せ。何より香りが好きすぎた。今じゃなかなかトルコにも行き辛いので今後口に入る事はないかもしれない。でももしかすると他の国のスーパーにあるかもとジャムコーナーも覗く。がなかなかない。フランクフルトのトルコスーパーにはたまにあるが少し甘すぎ。どこかに行けば出会えるかなぁ。

男メシ 豚キムチ編

中学生の息子でも作れる男メシ、豚キムチ。

アジアンショップハンドックで豚バラ肉をゲットする。

厚切りと薄切りとあるけれどどちらでも。よく噛み締めたいなら厚切り。量を食べたいなら薄切りを。

キムチもゲット。冷蔵コーナーにある巾着型のキムチでもレジ前のタッパーに入ったやつでもOK。うちは着るのがめんどくさいからレジ前のキムチ。

フライパンを熱して油も敷かず一口サイズの豚バラ肉を並べる。か、炒める。

火が通ったらキムチを投入。

みりんと醤油を入れてジュワーっといったら火を止めて出来上がり。

お皿に盛って酒のアテでもアツアツご飯にのせてどんぶりでも。

材料

豚バラ肉 好きなだけ

キムチ 好きなだけ

みりん 大きいスプーン1杯くらい

醤油(薄口でも濃口でも) みりんと同じくらい

 

もやしを入れても美味しいかも。

冷えたマッコリと食べても美味しい。

半分食べたとこで撮影。お目汚し失礼。

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ラインガウ音楽祭

先日のショパンコンクールで優勝したブルースリウくんが来るみたい!音楽祭だからかチケットも破格。

今年はピアノが熱い。リシエツキやユッセン兄弟などイケメンが来る。若手演奏家のエネルギッシュな演奏を聴くも良し、巨匠ソコロフの音に身を委ねるも良し。なんと贅沢。

クラシック音楽とは縁がなかった方もせっかくなので一度足を運んでみてはいかが?

私の演奏会の聴き方ですがまず予習をします。演目を調べて毎日それを流します。また、同じ曲で違う演奏家を何人か探して聴き比べます。検索する時は日本語ではなくドイツ語で調べましょう。作曲家がロシア人ならロシア語で検索してもいいかも。そして音の響きや間の取り方など演奏家の解釈をなんとなく感じます。詳しい事はよくわかんないからとりあえず感じてみる。聞いてもよくわかんないやってなる時がほとんどだけどそれでいいと思ってる。

あとは作曲家の歴史やその曲が作られた背景を調べます。だいたい違う作曲家2名〜3名の演目があるのでその3人の関係性なども調べてみます。やってみるとわかるのですがこれが意外と面白い。だんだん謎解きみたいになってきますよ。そうこうしていると耳も慣れてくるので演奏も聴きやすくなります。

もちろんファーストインプレッションを楽しむのも1つの手です。私は何回かやってみましたが前者の方が楽しめたのでこちらはあまりやらなくなりましたがこれができるなら最高ですね。

音楽祭なら昼間の演奏もあるのでお子様連れでいかがでしょうか。1番小さい子だと5歳くらいの男の子を見た事があります。あまりじっとはしていないのですがゴソゴソと動いていたかと思うとじっと聴いている事もあるので子供なりの感性で聴いているのではないでしょうか。

また、演奏が気持ちよくて寝てしまっても大丈夫。だって心地いいんだもの。いびきだけ気をつけて。

教会での演奏会もありますが夏でも足元から冷えるので羽織る物は必須です。

せっかくドイツに来たのだから一度でも本場の響きを体験してみてくださいな。